開花時期が長い
10月中旬になると開花苗が園芸店などに出回り始めます。
植えた直後から花が咲き始め、冬を通り越して梅雨入り前までつぎつぎと途切れることなく開花。
涼しい場所で育てれば、初夏でもまだ咲き続けることもあります。
主役にもわき役にもなれる
鮮やかなビビッドカラーが多いパンジーは、花が比較的大きいこともあり花壇の主役にピッタリ。一方控えめな咲き姿で野趣あふれるビオラは、わき役として周りとうまく調和します。
花壇のイメージや好みに合わせて、適材適所で使えるというのも魅力的です。
パンジー&ビオラの苗選び〈3つのコツ〉
〈コツその1〉株元がぐらつかずしっかりしている株を選ぶ
株を選ぶ際はまず株元をチェックしましょう。株がグラグラ動かず、茎が太くてしっかりしたものがオススメ。葉が密集するように茂り、全体的にまとまりのある株が丈夫に育ちます。
〈コツその2〉花数よりツボミの数を重視する
つい華やかな花に目が行ってしまいがちですが、大切なのは花数よりツボミの数。これから咲くツボミが数多く付いていたり、株元から茎がたくさん出ていたりする株を選びましょう。
〈コツその3〉黄色く変色した葉が少なめの株を選ぶ
葉が鮮やかな緑色でみずみずしいツヤがあれば元気な証拠。病気にかかって黄色く変色した葉が多い株は避けましょう。黄色くても根元近くの古い葉であれば、自然現象なので問題ありません。
パンジー&ビオラを大株に育てる〈5つのコツ〉
〈コツその1〉日当たりのよい場所に植える
パンジー&ビオラは日当たりを好みます。日が当たらない場所では花付きが悪くなり、株が弱って病気にもかかりやすくなります。できるだけ日当たりと風通しのよい場所に植えましょう。
〈コツその2〉根鉢を崩してやや高植えにする
ポットから苗を抜き取った際、白い根が伸びて底にグルグル巻き付いているようであれば、少しちぎってから植え込みます。根がまだ伸びていなければ底を少し崩す程度に。
根元が傷むと弱ってしまうので、植え込む際は株元が地面より少し高くなるようにして、土を優しく寄せてあげるとよいでしょう。
〈コツその3〉こまめに花ガラを摘む
花ガラをそのままにしておくと種ができてしまい、エネルギーを消耗します。できるだけ長い期間花を咲かせるためには、こまめな花ガラ摘みが欠かせません。咲き終わった花は茎の付け根から切り取りましょう。