いよいよ本日10月13日は年金支給日です。
基本的に2ヶ月に1度しか支給日がないため、この日を楽しみにしているシニアも多いでしょう。
筆者も地方自治体で働いていたときは、年金支給日や天引きされるお金に関する質問をよく受けていました。
一方、現役世代の方は「年金」が遠い存在のように感じられ、その実情をあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
実は、この10月13日に「夫婦で合計80万円の年金」を受け取れるケースもあるのです。
どのような条件を満たせば可能なのか、いくつかのケースを見ていきましょう。
1. 公的年金「国民年金・厚生年金」の仕組みとは
2023年10月13日(金)に支給される公的年金は「国民年金・厚生年金」がありますが、まずその違いを整理することが大切です。
上記のように2階建ての構造になっているとイメージしてみましょう。
1.1 国民年金(基礎年金):1階部分
- 加入対象:原則、20歳から60歳未満の日本に住む全ての人
- 保険料:全員一律(年度ごとに見直し)
- 年金額:納付期間によって決定。2023年度の満額は月額6万6250円(67歳以下の場合)
1.2 厚生年金:2階部分
- 加入対象:主に会社員や公務員などが国民年金(基礎年金)に上乗せして加入
- 保険料:報酬比例制(厚生年金保険加入期間中の年収により決定)
- 年金額:年金加入期間や納付保険料により決定
このように、「国民年金だけに加入する人」と「国民年金と厚生年金の両方に加入する人」にわかれます。
また、厚生年金に加入していても途中で独立した場合など、加入期間や年収によって厚生年金の受給額は個人で差が大きいことを押さえておきましょう。