親の介護経験がある人の約4割が「親族間で揉めた」と回答
株式会社Speeeが運営する「ケアスル 介護」は、2023年9月27日に「親の介護に関するインタビュー」の結果を公表しました。
※親の介護に関するインタビュー「調査概要」※
- 調査実施機関:インターネットリサーチ
- 調査期間:2023年7月10日
- 調査対象:250人(アンケート回答者は、事前アンケートで「親の介護経験がある」にチェックをつけた人を対象とする)
同調査によると、介護経験がある250名を対象とした調査の結果、約40%の人が親の介護をめぐり親族間で揉めたことがあると答えています。
親族間の揉め事の内容は、大きく分けると以下のようになっています。
- 誰が介護をするか
- 介護にかかる費用負担
- 介護施設の入居
- 介護方針の食い違い
- その他(相続、延命治療など)の付随事項
親族間の揉め事「介護の押し付け」や「費用負担」も争点に
誰が介護をするかで揉めたケースでは、「介護を一方的に押し付けられた」「他の兄弟が関わらない」といった具体例が挙げられました。
また、介護にかかる費用負担で揉めたケースでは、「介護費用等に関するもの」「今後の介護の費用をどのように負担するか」が争点に。
介護方針の食い違い、そして介護のその先に起こる相続や延命治療などは、被介護者との関係性により異なる主張がぶつかりやすく、感情論になりがちな部分かもしれませんね。
また、施設入居に際して「叔母に、認知症の母親を施設には入れるなと言われた」など、いわゆる外野からの意見があったとの声も。