今からできる老後対策3選
ゆとりある老後を過ごすためには、なるべく早い段階から対策を行っておくことが大切です。今から始める老後対策として、以下の3つを紹介します。
- 家計の支出を見直す
- 積立投資を始める
- 年収アップを目指す
家計の支出を見直す
まずは、家計簿などで毎月の支出を把握し、無駄がないか確認しましょう。
例えば、水道光熱費や通信費、保険料といった固定費を削減できれば、年間数万円~数十万円を節約できる可能性があります。
上手く節約すれば、貯蓄や投資に回す資金を捻出できるかもしれません。
積立投資を始める
預貯金だけでなく、投資信託などの金融商品を積み立てることで、運用益の上乗せが期待できます。
数百円といった少額からでも始められるので、家計の状況に応じて無理のない範囲で投資することが可能でしょう。
つみたてNISAやiDeCoなどの制度を活用すれば、運用益が非課税となります。ただリスクはあるので、きちんと情報収集をおこない、自身にあった運用を心がけましょう。
収入アップを目指す
本業の収入を上げるのは難しいかもしれませんが、副業などを始めて収入を増やすことは可能です。
副業といっても様々な種類がありますが、昨今は在宅でできる仕事も多く、自分に合った方法が見付かるかもしれません。
上手くいけば老後の収入源になる可能性もあるので、本業の合間にできそうなことを探してみるのもよいでしょう。
老後に備えて早めの行動を
今回解説したように、60歳代で3000万円以上の貯蓄がある世帯は1~2割程度となります。
その反面、貯蓄がない世帯が2割以上あるのも実状です。
老後生活では自己資金を切り崩して生活しなければならない可能性があるので、早めに老後対策を行っておくことが大切です。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」
- 総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2022年(令和4年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)8月分(2023年9月22日公表)」
加藤 聖人