GoogleのGmailに導入される大量送信者向け対策
新たに課される要件は、前述の取り組みをさらに推進するものとなる。
メール認証
「Gmail」アカウントあてのメールが認証されているかどうかの確認は、ランダムチェックで実施されている。
スパムメールの多くは送信元ドメインを詐称する、いわゆる「なりすましメール」だが、認証システムの精度を高めることで減少させることができる。
「Gmail」アカウントへ大量にメールを送信する場合、本来の送信者から実際に送られてきたものであることを確認するために、
- SPF(Sender Policy Framework)
- DKIM(DomainKeys Identified Mail)
のどちらかの設定が要求される。
これらの認証がないメールはエラーとなり、受信が拒否されるか、スパムとしてマークされることとなる。
より認証を確実にすることで、抜け穴を防ぐことができる。
メール配信(購読)の停止手続きをより簡単に
メールマガジンなど、特定のメール受信者からの不要なメッセージはワンクリックで停止できるようにするべきである。
「Gmail」では大量送信者に対して、受信者がワンクリックでメール配信を停止できるようにすること、配信停止のリクエストを2日以内に処理することを要求している。
上記要件を順守させることで、「Gmail」ユーザーは安心して利用することができる。