大阪と京都の中間に位置する元遊郭旅館「橋本の香」。宿泊だけではなく500円で見学も可能ということで、今X上で大きな注目を集めています。
投稿したのは、全国各地の伝統建築旅館を紹介している建築学生の呟きさん(@rninopon)。
当ポストは2023年10月6日時点で約1.6万件を超えるいいねを集めており、「『あでやか』という言葉が似合う」「見事です。これは見に行きたい」「素敵な旅館だ」といった声が寄せられています。
※ポスト写真は【写真4枚】をご参照ください
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております
色鮮やかなステンドグラスが美しい遊郭建築
「過去最高に華やかな装飾であふれているこの遊郭建築、なんと500円で見学することもできるとのこと」というコメントとともに投稿されたのは、4枚の写真でした。
そこに収められているのは、元遊郭旅館「橋本の香」。元々解体の危機にあったという建物ですが、2020年に改装され、旅館として生まれ変わりました。
なんといっても目を引くのは色鮮やかなステンドグラス!草花をあしらったようなデザインや模様の異なるガラスなど、細部までじっくりと見たくなりますね。
オーナーさんが自宅を売却して遊郭建築を購入
元々は大阪府で漢方エステを営んでいたオーナーさん。2019年にこちらの建物を含む遊郭建築の2軒が売りに出ていることを知ったそうです。建物内のタイルや欄干のデザインを気に入ったものの、当時は傷みが激しくなっていたとか。
オーナーさんは修復のため、なんと自宅を売却し資金を作って建物を購入。また、元貸座敷は旅館向きの間取りだと考えたことから、約1年かけて改修し、遊郭建築の魅力と日本文化の歴史を感じられる旅館として建て替えたそうです。
特にステンドグラスのある部屋は、日差しで色合いが変わるため、泊まることでよりその魅力を楽しめるそうですよ。
元遊郭旅館「橋本の香」
— 建築学生の呟き (@rninopon) September 25, 2023
解体の危機にあった建物が、泊まれるまでになるとは!
過去最高に華やかな装飾であふれているこの遊郭建築、なんと500円で見学することもできるとのこと!
大阪と京都の中間にあるし、もっと注目が集まってもよさそうな隠れスポットだ。 pic.twitter.com/Cl4q1Wg7NX