つみたて投資枠で損することもある?
そもそも、新NISAは現行NISAと同じく、元本が保証されていません。
そのため、つみたて投資枠であっても成長投資枠であっても、損失リスクはあります。
一般的に、損失リスクが高まる要因は、以下の3点です。
- 長期で保有しない
- 少額で投資しない
- 分散投資をしていない
それぞれの要因について確認しましょう。
1. 長期で保有しない
資産を長期で保有していないと、損失リスクが高まります。
一般的に、安定的な成果(リターン)を得るためには、資産を長期間保有する「長期投資」の考え方が重要です。
そのため、長期で資産を保有せずに短期間で売買を繰り返す方法は、資産価格の変動による影響を受けやすく、損失リスクが高まります。
2. 少額で投資をしない
少額で投資をしない点も、損失リスクが高まる要因です。
一度に多くの原資を投資に回すと、運用成果がマイナスになった場合に、損失額が大きくなります。
投資する金額を少額にして積立投資を続ければ運用成果が安定しやすく、仮にマイナスになっても、損失額が小さくなる可能性が高いです。
少額で積立投資を続けて、リターンの成果を安定的にするのが重要でしょう。
3. 分散投資をしていない
投資する資産を分散していないと、損失リスクが高まります。
分散投資をしていれば、一部の運用成果がマイナスになっても、他の資産がプラスとなってトータルの成果が安定する可能性が高いです。
分散投資には「資産分散」「地域分散」「時間分散」があります。
NISAを活用する場合は、預ける資産を分けて準備すると良いでしょう。