パナソニック、PDP技術を応用し環境に優しい断熱ガラスを開発

2017年12月5日、パナソニック エコソリューションズ社は、自社にあったプラズマディスプレイパネル(PDP)の開発・製造技術を応用し、約6mmの薄さで業界最高クラスの断熱性能を持つ真空断熱ガラスの量産化に成功したと発表した。

同社は2014年にPDP事業からは撤退しているが、今後は、そこで蓄積された生産技術を、断熱ガラスという新たな事業分野で活用していくことになる。

今回の製品の特色は2つある。

第1は、フラットですっきりした製品外観である。これは、同社の独自製法によるもので、一般的な断熱ガラスで2枚のガラス間に真空空間を形成する際に必要な排気孔の封止部がガラス表面にはないためである。

続きを読む

これによって、外観上のデザイン性だけでなく、施工性や他の部材とのアセンブル性も高まることになる。

第2は、 環境面・安全面に優れていることである。

これまでPDPで使用していた真空封着材は、鉛を使用せずに高度な真空度の維持・耐久性を実現していたが、今回の真空断熱ガラスも、この真空封着材を応用することで、鉛フリーを実現している。

このため、一般家庭用、業務用を問わず、採用から廃棄までの期間を通じて環境面、安全面で安心して使うことが可能となっている。

同製品は、同社の完全子会社である米ハスマン社のコンビニ・スーパー向け屋内用自動ドアに先行採用される。今後も、こうした環境に優しい断熱ガラスの活用場所がさらに広がっていくかが注目される。

LIMO編集部

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
LIMO編集部
  • LIMO編集部
  • 株式会社ナビゲータープラットフォーム

LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、国内外大手金融機関勤務経験、ビジネスネットメディア運営経験者やファッション誌元編集長、業界専門紙の記者出身者、学習参考書などの書籍校閲・校正経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどが編集や執筆作業を行い、運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディア運営経験者等を中心に立ち上げました。サブスクリプションモデルで一定の成功を収めていたLongineですが、グループ内で新サービスを展開ることとなり、多くの読者の声に惜しまれながらLongineのサービス自体は2020年3月に終了となりました。Longine編集部メンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。