1.NISA口座を開設する金融機関
新NISAの口座は、証券会社や銀行などの金融機関で開設することできます。ただし、NISA口座は1人1口座しか開設できないため、どこか1つの金融機関を選ばなければなりません。
「どこで開設しても同じなのでは?」と考える方がいるかもしれませんが、金融機関によって取扱商品のラインナップが大きく異なります。
例えば、現行のつみたてNISAの対象商品は257本(2023年10月26日時点)ですが、その内200本以上を取り扱う金融機関がある一方で、ほんの数銘柄しか取り扱っていない金融機関もあります。
必ずしも取扱商品が多ければよいというわけではありませんが、「買いたい商品を取り扱っていない」といったケースも考えられるため、1つの判断基準として覚えておきましょう。
取扱商品以外にも、取引ツールの利便性や得られる投資情報、ポイントサービスの有無なども確認し、自分に合った金融機関を選ぶことが大切です。
2.目標金額と投資期間
「いつまでに、どのくらいの金額を準備したいのか」を明確にしましょう。目標金額と投資期間を決めることによって、「毎月いくらずつ、どのくらいの年利で、何年間積み立てればよいのか」大体の目安がわかります。
例えば、40歳の方が老後(65歳)までに2000万円を準備したいのであれば、25年間積み立てる期間があります。
仮に、年利3%で運用できるとすれば、毎月約5万円ずつ積み立てれば目標を達成できます。
【図表1】
【図表1】のように、目標金額や投資期間などに応じて、運用結果をシミュレーションしてみるのがおすすめです。
ただし、運用にはリスクがありますし、実際の運用結果は今後の相場状況などによって左右されます。
シミュレーション通りにはいかない可能性が高いので、あくまでも目安として考えておきましょう。