東証プライムに上場する株式会社鳥貴族ホールディングス(3193)が、2023年9月22日、会社名(商号)の変更を株主総会に付議する(議案を提出する)と発表した。

新商号は、「株式会社エターナルホスピタリティグループ」であり、本格的な海外展開に向けた活動を見据えて変更する。

2023年10月25日開催予定の定時株主総会での手続を経て、2024年5月1日より変更を予定する。

貴族ホールディングスの直近決算業績(2023年7月期決算)

同社は、2023年9月13日に2023年7月期連結決算(2022年8月1日~2023年7月31日)を発表している。

売上高は、前年同期比+64.9%の334億4900万円と大幅な増収であった。

2023年5月に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上における位置付けが5類感染症となった。その結果、人流が回復して店舗営業の正常化となったことで売上高が大幅に増加した。

原材料・エネルギー価格等の高騰によるコスト高の影響は大きく、売上原価および販管費は増大したが、営業利益は黒字反転し14億1700万円となった。

一方、経常利益は、2022年度に計上していた時短要請協力金が2023年度はなくなった反動減により、前期比▲27.4%の14億2900万円であった。

親会社株主に帰属する当期純利益は、店舗閉店等で減損損失を計上したことにより、前期比▲45.7%の6億1600万円となった。

なお、同社は飲食事業の単一セグメントのためセグメント別の記載はない。