65歳以上シニア「貯蓄・年金月額・生活費」はどれほどか。ウチの場合は老後にいくら必要か？を考える 2023年度「厚生年金・国民年金」は最大2.2％増額

3. 65歳以上シニアの「国民年金と厚生年金」平均年金月額はいくら？

次に、老齢年金「国民年金」と「厚生年金」の受給額がどれくらいなのか見てみましょう。

厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、いまのシニアの平均年金月額は次のとおりです。

※国民年金の年金月額を含む

ご確認いただいたように、国民年金と厚生年金では、受給額が大きく異なります。

また、厚生年金においては男女で約6万円もの差が生じているのも見てとれますね。

厚生年金の年金額は、国民年金（老齢基礎年金）に報酬比例部分を上乗せして支給されるのですが、この報酬比例部分は現役時代の報酬と年金加入期間によって決定するため個人差が生じる仕組みとなります。

現役時代の働きぶりが老後に受給する年金にも大きく影響するため、若いうちから年金制度に対する関心を持っておきたいものですね。

なお、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」では、ご自身の年金見込額を確認することができます。

現時点の加入記録に基づく年金見込額となりますので、定期的にチェックすることをおすすめします。