トヨタ自動車と日産自動車は2023年2月末までは個社の事情により値動きが異なりましたが、4月以降は両社とも上昇傾向です。
それぞれの株価や業績、両社の配当金や株主優待についても紹介します。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数など全て遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
1. 日産自動車(7201)の株価の年初は好決算により堅調か
2023年年初から2月末頃までは、原価高騰などの逆風要因があるなかで、日産自動車は業績が好調だったことを背景に株価が堅調に推移したと考えられます。
たとえば、トヨタ自動車と日産自動車の2022年度第3四半期の決算を見ると、両社とも営業収益、もしくは売上高では前年同期比増収となっています。
営業利益を見ると、トヨタ自動車は原価高騰などの影響で減益となりましたが、日産自動車は増益を達成しています。
営業利益率も前年3.1%から3.9%に改善するなど、逆風環境下で底堅さを示しているでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。