過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2021年9月5日) |
住宅費・教育費・老後資金は、「人生の三大出費」などともいわれますね。
マイホームを購入するとき、多くの人が利用することになる住宅ローン。長い年数をかけて返済するため、人生設計がいったん狂うと、ダイレクトに影響を受けやすい部分であるともいえます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で家計状況が激変して、その後の返済に不安を抱える人も多いでしょう。今回は、世代ごとの住宅ローン残高や、これから住宅ローンを契約する場合に知っておきたいことを見ていきます。
1. 住宅ローンの利用者は増えている
さいしょに、国土交通省住宅局が2021年3月に公表した国土交通省住宅局「令和2年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」を見てみましょう。
「新築住宅向け新規貸出額の推移」
- 2017年度…7兆7247億円
- 2018年度…8兆6874億円
- 2019年度…9兆3519億円
「既存(中古)住宅向け新規貸出額の推移」
- 2017年度…1兆9049億円
- 2018年度…2兆1516億円
- 2019年度…2億3390億円
国土交通省住宅局「令和2年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」p12
「新築住宅の建設・購入等に係る実績」「中古住宅の購入等に係る実績」はいずれも、2017年度以降増加傾向にあります。特に新築住宅向けローンの割合が増加していますね。