2024年1月スタートの新NISAに向けて、証券会社各社の手数料競争が激化しています。

そのような中、大手ネット証券の一角を占める楽天証券も、国内株取引手数料の無料化を発表。

これにより今後の証券業界はどのように変化していくのでしょうか?

そこで今回は楽天証券の手数料無料化の内容とその影響について解説します。

1. 楽天証券の国内株取引手数料は2023年10月2日約定分より無料に

2023年8月31日、楽天証券より国内取引株手数料の新たなコース「ゼロコース」が発表されました。

これにより、楽天証券のユーザーは現物・信用ともに国内株を完全無料で取引できるようになります。

開始は2023年10月1日(日)で10月2日(月)の約定分より適用されます(ゼロコースへの設定が必要となります)。

これまで、楽天証券の国内株取引手数料は、1取引あたりで手数料を計算する「超割コース」で最低55円、1日あたりの取引額で手数料を計算する「いちにち定額コース」では100万円超の取引で最低2200円の手数料を負担する必要がありました。

今回の「ゼロコース」の新設にあたって、これらのコストが完全に撤廃される格好となります。

また、あわせて楽天証券では、単元未満株を取引できる「かぶミニ®」の売却手数料も無料化。「超割コース 大口優遇」の国内株式手数料も0円に引き下げられます(現物・信用)。