来月10月13日は年金支給日です。
老後に向けて漠然と不安を抱えている方は少なくないでしょう。
日本の公的年金制度は、現役世代が支払う保険料を高齢者の年金給付金に充てる賦課方式という仕組みです。
「少子高齢化が加速する日本において、この仕組みが維持されるのか、維持されたとしても現在のような給付水準は期待できないのではないか」これが不安の要因の一つとなるようです。
いまのわたしたちにできることは、この不安を少しでも減らすために「自助努力」をすることでしょう。
その第一歩として、まずは現在のシニアの年金事情を見て状況を把握していきましょう。
1. 10月は年金支給月【老齢年金】65歳~90歳以上「国民年金」の平均受給月額
年金は2カ月に1回、偶数月に支給されます。そのため、来月が年金支給月となっています。
では年金を知るべく、厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、65歳代~90歳以上の国民年金の平均受給月額を確認していきましょう。
1.1 65歳~69歳「国民年金」平均受給月額
- 65歳:5万8078円
- 66歳:5万8016円
- 67歳:5万7810円
- 68歳:5万7629円
- 69歳:5万7308円
※現行の年金制度では、老齢年金の受給開始年齢は原則65歳以上となります。上図にある60歳~64歳未満の年金月額は、年金受給開始を早める「繰上げ受給制度」を選択した場合のものです。
1.2 70歳~79歳「国民年金」平均受給月額
- 70歳:5万7405円
- 71歳:5万7276円
- 72歳:5万7131円
- 73歳:5万7040円
- 74歳:5万6846円
- 75歳:5万6643円
- 76歳:5万6204円
- 77歳:5万6169円
- 78歳:5万5844円
- 79歳:5万5609円
1.3 80歳~89歳「国民年金」平均受給月額
- 80歳:5万5483円
- 81歳:5万7204円
- 82歳:5万6981円
- 83歳:5万6815円
- 84歳:5万6828円
- 85歳:5万6404円
- 86歳:5万6258円
- 87歳:5万5994円
- 88歳:5万5560円
- 89歳:5万5043円
1.4 90歳以上「国民年金」平均受給月額
- 90歳以上:5万1382円