三菱UFJニコスは2017年11月20日にソフトバンクが12月4日に小売店等の店舗向けに申込受付を開始するセルフレジサービス「レジ for Pepper」に三菱UFJニコスがJR東日本メカトロニクスと開発したクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイ・マップス)」を接続し、電子マネー決済サービスを実現する仕組みを整えたと発表した。
「レジ for Pepper」は注文の受け付けから決済までを「Pepper」で行えるようにするサービス。日本語、英語、中国語に対応しており、電子決済において利用できる電子マネーは、Suicaなどの交通系IC、nanaco、WAON、iD、QUICKPayの5種類となる。
利用プロセスは、ユーザーがPepperの旨の位置にあるタブレットで商品を選択し、リーダーライターに電子マネをかざし決済を行う。その後、打ち出されるレシートをカウンターに持ち込み商品を受け取るというもの。店舗では、積極、受注、決済処理までを自動化できることになる。
今回の導入の第一弾として、カルビー直営店であるカルビープラス原宿竹下通り店で12月11日から24日まで期間限定で取り扱う。今回同点に導入するのは交通系ICのみ。
決済やフィンテックに詳しい証券アナリストによれば「決済手段の電子化は避けられないトレンド。加えて小売店などでの人手不足なども加わり、今回のような取り組みが今後も増えてくるであろう。現時点では目新しさが先行しているが、時間軸次第では当たり前のシーンになっているであろう」とコメント。今後の動向に注目していきたい。
LIMO編集部