江戸時代の「現代風マップ」が話題　1年掛けた大作に「夢中になって時間が溶けます」

「全国版に期待」「今と違いすぎる…」さまざまな反響

「@chizutodesign」さんのこだわりが詰まった「江戸時代の現代風マップ」が投稿されると、Xユーザーから多くの反響が寄せられました。

「めっちゃ楽しいやつ！今の地図と見比べたい」「面白すぎて時間が溶けました」といった絶賛の声や「家の前の道、江戸時代からあったんだ……」「今と江戸時代、違いすぎ！」と新たな発見をした人たちからの声も寄せられています。

ほかにも「全国版に期待」「自分の地元も見てみたい」といった具合に、今後の「れきちず」に期待する人のポストも多く見受けられ、投稿は賑わいを見せています。

2019年に公開された「江戸時代のGoogleマップ風地図」から構想があった

投稿者さんに詳しいお話をうかがいました。

――江戸時代の現代風マップ、制作した経緯をお教えください

江戸時代の絵図や古地図を見るのが好きでしたが、くずし字で表記されていたり文字が様々な方向に描かれていたりと少々難解さを感じていました。

江戸を復元した地図はいくつか存在していたものの、いずれも当時のデザインを踏襲して制作されており、加えて江戸周辺に限られていたので、現代の地図フォーマットのデザインに落とし込んだ全国の地図を作ろうと考えました。

――構想から、完成までかかった時間をお教えください

2019年に公開した「江戸時代のGoogleマップ風地図」から構想はありまして、1年ほど前からオリジナルのデザインで作り直していました。

――苦労した点をお教えください

江戸時代の当時の絵図を読み取り、様々な文献を参照しながら道路や地名、海岸線などを描くことに苦労しました。

――どのように情報を取得したのでしょうか

国会図書館などの各地の図書館・博物館・自治体がウェブ上で公開している文献やマップ、歴史地名の辞典、市町村史、研究論文、国土地理院等の機関が提供する地図・古地図から情報収集しました。