業種ごとの課長の平均年収はいくらか
課長級の平均年収が784万円であることを確認しましたが、同じ課長でも業種ごとに平均年収に差はあるのでしょうか。
総務省統計局「賃金構造基本統計調査」によると、業種別にみた課長の平均年収は以下のとおりです。
業種別にみた課長級の平均年収
- 建設業 751万円
- 製造業 791万円
- 情報通信業 861万円
- 運輸、郵便業 721万円
- 卸売、小売業 781万円
- 金融、保険業 1088万円
- 宿泊、飲食サービス業 552万円
- 医療、福祉業 684万円
※企業規模(10人以上):決まって支給する現金給与額×12カ月+年間賞与そのほか特別給与額
業種によって、かなり平均年収に違いがあります。
金融、保険業の課長の平均年収は1088万円なのに対し、宿泊、飲食サービス業の課長の平均年収は552万円です。その差は536万円となっています。
一概に課長といっても、業種によって年収には大きな差があることを覚えておきましょう。
また、宿泊、飲食サービス業の部長の平均年収は769万円です。
そのため、宿泊、飲食サービス業の部長よりも金融、保険業や情報通信業の会社で働く課長のほうが年収は高くなっています。
中間管理職の悩みはなにか
一般的に年収が高い課長などの中間管理職ですが、業務量や責任も多いのが通常でしょう。
では、中間管理職はどのような悩みを抱えているのでしょうか。株式会社みらい創世舎が実施した調査によると、中間管理職がもっとも悩んでいることは以下のとおりです。