コンテナガーデンは小スペースでも気軽に楽しめるガーデニング手法。

コンテナの数やサイズ、植物を自由にセレクトでき、さらに植え替えや移動、撤去まで簡単に楽しむことができます。

今回は玄関先やベランダで楽しめるコンテナガーデン術を徹底解説。あわせてオシャレに見せる組み合わせ例を紹介していきます。

コンテナガーデンの基本

コンテナガーデンとは

Ingrid Balabanova/shutterstock.com

コンテナとは鉢やプランター、木箱など「土を入れて植物を植える容器」のこと。そしてコンテナだけで構成されているスペースのことを「コンテナガーデン」と呼んでいます。

コンテナの大きさや数、植物やレイアウトに定義はなく、ガーデニング初心者から上級者まで自由に楽しむことができるガーデニング手法です。

コンテナガーデンの作り方

〈STEP 1〉テーマやコンセプトを決める

玄関先やベランダをどんな雰囲気にしたいのか、テーマやコンセプトを決めておくと、コンテナ選びがスムーズに進みます。

洋風の明るい雰囲気…テラコッタ、木製プランター、籐カゴなど
和風の落ち着きのあるスペース…陶器鉢、ダークカラーの鉢など
上品でクリーンな雰囲気…高級感のあるグラスファイバー製、白の陶器鉢など
フォーカルポイントをつくりたい…大きなコンテナを花壇のように使う
植え替えや撤去しやすくしたい…小さなコンテナを複数使う。鉢スタンドを使って高さを出すとオシャレな雰囲気に!

ほかにも「アンティーク」「大人カワイイ」「スタイリッシュ」などさまざまなテーマがありますね。難しい場合はシンプルな素焼き鉢を購入し、必要に応じて鉢カバーを使う方法もおすすめです。

〈STEP 2〉レイアウトを考える

Copit/istockphoto.com

レイアウトに定義はないものの、オシャレに見えてお手入れがしやすく、かつ人の動線を邪魔しないレイアウトがおすすめ。例えば、次のようなレイアウト術があります。

  • 外壁やフェンスに沿うように、コンテナを等間隔で並べる
  • 大中小のコンテナを組み合わせ、立体的に見せる
  • 引っ掛けるタイプのコンテナや吊り下げて使うハンギングバスケットなどを使い、空間を有効活用する
  • 玄関ドアや門扉の左右に同じコンテナを置く

コンテナにもさまざまなサイズや形、飾り方があります。置き場所の広さ、また人の動線に配慮しながらレイアウトをイメージしてみましょう。

〈STEP 3〉植物の選び方

Bespaliy/shutterstock.com

コンテナに植える植物に決まりはないものの、置き場所の環境に合う植物を選ぶのがベスト。特に日当たりが悪い場合は耐陰性が強い植物を選ぶことが重要です。

環境に合わないと花付きが悪くなったり、茎がヒョロヒョロになったり、元気に育たない恐れがあるため注意しましょう。