住宅ローンの借り入れ期間は35年以下のものが主流となっています。
しかし、金融機関によっては40年以上の商品も取り扱っている場合があります。
今回は、住宅ローンを40年で借りるメリットとデメリットと、あわせてどんな人におすすめかを解説していきます。
当記事を参考に住宅ローンを検討してみてください。
1. この記事を読んでわかること
- 住宅ローンを40年で借りるメリット
- 住宅ローンを40年で借りるデメリット
- 宅ローンを40年で借りるのがおすすめの人
2. 住宅ローンを40年で借りるメリット
住宅ローンを40年で借りるメリットは以下のとおりです。
- 月々の返済額を抑えられる
- 借り入れ金額を増額できる場合もある
- 団信を長期的に利用可能
順番に解説していきます。
2.1 メリット1:月々の返済額を抑えられる
住宅ローンを40年で組んだ場合は、毎月の返済額を抑えられる点が最大のメリットです。
月々の返済額を抑えることで、生活にゆとりが生まれます。
2.2 メリット2:借り入れ金額を増額できる場合もある
35年の住宅ローンと比較すると、40年の住宅ローンは、借り入れ可能額が増額する可能性があります。
借り入れ期間を伸ばすと、前述したように毎月の返済額を抑えられるので、返済負担率が低くなるからです。
2.3 メリット3:団信を長期的に利用可能
団信は住宅ローン契約者が死亡または高度障害状態となった場合に、住宅ローンの支払いが免除されるもの。
団信は低コストで手厚い保障が付帯していることから、あえて40年の住宅ローンを組み、保険適用期間を長くする方もいます。
3. 住宅ローンを40年で借りるデメリット
住宅ローンを40年で借りるメリットは以下のとおりです。
- 期間が長くなると金利が高くなる
- 返済総額が高くなってしまう
- 定年後もローンが残ってしまう可能性もある
順番に解説していきます。
3.1 デメリット1:期間が長くなると金利が高くなる
返済期間を長くすればするほど、住宅ローンの金利は高くなります。
住宅ローンにおいて低金利を重視したい場合には、この点がデメリットとなります。
3.2 デメリット2:返済総額が高くなってしまう
長期ローンを設定すると、利息の負担が増加します。
毎月の支払いは少なくなりますが、返済総額が高くなってしまうので注意しましょう。
返済総額を減らしたい場合は、この点がデメリットになります。
3.3 デメリット3:定年後もローンが残ってしまう可能性もある
30歳で借り入れた場合、完済できる年齢は70歳となります。
定年年齢が年々引き上げられていますが、定年までに返済が終わらない可能性もあります。
老後の生活に負担にならないように注意しましょう。
4. 住宅ローンを40年で借りるのがおすすめの人
住宅ローンを40年で借りるのがおすすめの人は以下のとおりです。
- 20代~30代の若年層の人
- 月々の出費を抑え、繰り上げ返済を検討している人
順番に解説していきます。
4.1 20代~30代の若年層の人
住宅ローンを40年で借りる場合、できるだけ若いうちに利用スタートするのがおすすめです。
仮に、65歳完済を目指すなら25歳に借り入れるといいでしょう。
また、月々の負担を抑えられるので、20代~30代の若年層の人に適しています。
4.2 月々の出費を抑え、繰り上げ返済を検討している人
月々の出費を抑えて、余裕のあるときに返済したいという人に、40年の住宅ローンはおすすめです。
また、繰り上げ返済をすれば、返済した元金部分に対する利息を軽減できるほか、早期完済を目指せます。
ただし、金融機関によって繰り上げ返済に諸費用がかかるので注意しましょう。
5. まとめ
- 住宅ローンを40年で借りるメリット「月々の返済額を抑えられる」「借り入れ金額を増額できる場合もある」「団信を長期的に利用可能」
- 住宅ローンを40年で借りるデメリット「期間が長くなると金利が高くなる」「返済総額が高くなってしまう」「定年後もローンが残ってしまう可能性もある」
- 住宅ローンを40年で借りるのがおすすめの人「20代~30代の若年層の人」「親子リレーローンを視野に入れている人」「月々の出費を抑え、繰り上げ返済を検討している人」
MeChoice編集部