【投資と投機・ギャンブル】10年、20年と時間をかけるのが「投資」

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投資は、長期的に価値が上がると見込んだ資産にお金を投じる方法です。すぐにリターンを得るのではなく10年、20年と長い時間をかけて、資産をじっくりと育てます。

「長期・積立・分散」投資の場合、投資先を世界中のさまざまな資産に分散します。参加者が投じたお金で企業や経済が成長し、配当金や値上がり益としてリターンを得ることを狙うのです。企業や経済が成長すれば参加者全員が利益を得ることも可能です。

投資と投機は「時間軸」「期待リターン」が違う

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このように短期的な値上がりを期待して売買を行う「投機」と、長期的に価値が上がるのを待つ「投資」はまったく異なるものです。

大きな違いは時間軸です。投資は10年、20年、30年といった長い時間をかけて価値が上がるのを待ちます。これに対して投機は数日や数週間といった短い期間で儲けることを狙います。

資産の増やし方も異なります。投機の場合、予想が当たると大きく儲かることがあります。

しかし予想が外れると元本を大きく割ることもあります。これに対し、投資は期待リターンを予測しながら、ある程度計画的に資産を増やしていくことができます。たとえば株式に分散投資をした場合は、年間6-7%程度のリターンが期待できます。

投資と投機、投資とギャンブルの違いを正しく理解すれば、投資は決して怖いものではないことがわかると思います。これらの違いを正しく理解し、将来に向けてお金を増やすためには長い目で投資を行いましょう。

参考資料

ウェルスナビ株式会社 小松原 和仁