東京と大阪で保険料をシミュレーション
後期高齢者医療制度は、各都道府県の広域連合によって保険料を決めているため、同じ年収でも東京と大阪で保険料が異なります。
公的年金の年間収入が220万円という場合、東京都と大阪府で保険料がいくらになるか、それぞれシミュレーションしてみましょう。
●東京都の場合
東京都の場合、年金収入が220万円だと均等割額と所得割額の年額は以下の通りです。
- 均等割額:3万7210円
- 所得割額:6万3583円
年間保険料は10万700円となりました。
東京都の均等割額は4万6400円ですが、年金収入が220万円だと、均等割額が2割軽減されます。
●大阪府の場合
大阪府で年金収入が220万円の場合、均等割額と所得割額の年額は以下の通りです。
- 均等割額:4万3568円
- 所得割額:7万4504円
年間保険料は11万8072円となりました。
大阪府の均等割額は5万4461円ですが、2割軽減に該当しているため、均等割額が小さい結果となっています。
では、法案が成立した「改正健康保険法」が導入されると、保険料の負担はどうなるのでしょうか。