エヌビディアのAI向け製品

【画像4】は、直近の2024年1月期第2四半期連結決算にて開示されたプラットフォーム別売上高を表している。

ゲームも24億8600万ドルの売上高を計上しており、前四半期比および前年同期比でも増収となっている。現在も同社のゲームは業績好調と言える。

しかしながら、ゲーム売上高は全体の18.4%である一方、データセンター売上高は全体の76.4%を占める。

ゲームが看板商品であった同社は、現在はAI向けGPU製品・AI向け組み込みシステムの会社となり、2022年~2023年に驚異的な成長を遂げており、今なおその成長は止まらない。

「H100」はAI向けGPU、「DGX H100」はAI向け組み込みシステムであり「H100」を8つ搭載している。

両製品とも、各企業のデータセンター、つまりサーバーに組み込まれている。

AIサービスの、企画・開発・提供・利用。そのすべてにおいて同社のAI向け製品が必要とされ、実際に利用されている。

2023年の最も注目トピックとも言える生成AIに対して、同社が果たす役割は上記となる。

つまり、同社製品の利用を前提として、各社の生成AIサービスが展開されている。

AI向けGPU製品・AI向け組み込みシステムの双方で、同社は独占状態となっている。「H100」は品薄で、各企業が奪い合いの様相を呈する事態とまでなっている。