パナソニックは、ホテル/旅館や観光施設、公共交通機関など外国人が訪れる法人向けにタブレット型多言語音声翻訳サービス「対面ホンヤク」の提供を2017年11月17日から開始する。端末価格はオープン価格となるが、別に月額サービス料が必要となる。
対面ホンヤクは、話した日本語を英語、中国語(簡体/繁体)、韓国語、タイ語に翻訳、またその逆の翻訳を行い音声で再生するとともにタブレットの画面に翻訳結果のテキストを表示することができ、さまざまな場所や場面で外国人と双方向の音声コミュニケーションが可能となる。
対面ホンヤクは、翻訳サーバーとインターネットで通信することで話した言葉を翻訳することができ、また定型文翻訳にも対応している。よく使われるフレーズを約200文章登録しており、定型文を一覧から選ぶだけで簡単に外国語で案内が可能となる。
今後ますます増加が予想される訪日外国人観光客向けにホテル/旅館や観光施設、公共交通機関など各種法人向けに提供をすることになる。
一方、海外のICT企業もスマートフォン向けアプリなどで翻訳サービスが利用できるような環境となっている。今後東京オリンピックなどの国際的なイベントも控えており、インバウンド向けにテクノロジーを活用とするサービスの展開が活発化しそうだ。
LIMO編集部