【東京メトロ丸ノ内線】もっとも混雑する区間は「新大塚→茗荷谷」「四ツ谷→赤坂見附」
続いて、東京メトロ丸ノ内線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東京メトロ丸ノ内線のもっとも混雑する区間は荻窪方面行きでは「新大塚→茗荷谷」。時間帯は「8:00~9:00」。輸送力が2万2176人に対して、2万8385人が乗車しており、混雑率は128%でした。これは東京圏の平均混雑率を上回っています。
一方、池袋方面行きでは「四ツ谷→赤坂見附」がもっとも混雑する区間で、特に混む時間帯は「8:10~9:10」。混雑率は112%で、東京圏の平均混雑率を下回っています。
【東京メトロ丸ノ内線】1日の駅別乗降客数は全駅で前年を上回る
東京地下鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに丸ノ内線の駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い池袋は46万1392人で前年比14.2%増となっています。
なおもっとも増加率が高かったのは東京で前年比24.1%でした(全駅の乗降人数は【表2】を参照、一部は他鉄道との直通連絡駅および共用している駅の乗降人員の数字も含みます)。
2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。
参考資料
大蔵 大輔