FXの手数料はどれくらいかかる？FXにかかるコストを徹底解説

FXは外貨を購入・売却できる金融商品です。

為替レートの変動による為替差益のほか、取引する外貨によってはスワップポイントと呼ばれる利益が期待できます。

そんなFXにはどのような手数料がかかるのでしょうか？

本記事ではFXの取引にかかる手数料について解説します。

1. この記事を読んでわかること

•  FXの概要
•  FXの手数料
•  おすすめのFXサービス

2. FXとは

FXは日本円でさまざまな外貨の取引ができる金融商品です。

金融庁では以下のように定義されています。

外国為替証拠金取引は、証拠金を差し入れて、日本円と米ドルなど、２つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品です。外国為替を英語で“Foreign Exchange”と表すことに由来して、外国為替証拠金取引は、通称、「FX」などと言われます。

出所：金融庁「外国為替証拠金取引について」

FXでは円と米ドルなど2つの通貨をペアとして取引します。

たとえば、円と米ドルのペアであれば以下の取引が可能です。

1. （円を売って）米ドルを買う
2. （円を買って）米ドルを売る

上記の取引によって2種類の利益が狙えます。

2.1 為替差益とは

1つは「為替差益」です。

為替差益とは為替レートの変動により生じる利益のことです。

たとえば、1ドル=100円の時に（円を売却して）1ドルを購入し、1ドル=110円のタイミングで決済（ドルを売却）すれば10円の利益となります。

FXでは外貨を売るところからスタートすることもできるので、円高を予想した際にも利益を狙えます（1ドル100円から1ドル=90円に変動すると予想したタイミングなど）。

ちなみに外貨の売却から取引をスタートする際も、事前に外貨を購入したり用意する必要はありません（取引を終了する際に、結果として発生した利益ないし損失を円で受け取りないし支払うことができます）。

2.2 スワップポイントとは

また、FXではスワップポイントも狙えます。

スワップポイントは取引する通貨ペアの金利差から生じる利益です。

金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うことで、毎日スワップポイントが発生します。

ただし、逆に金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買うと、スワップポイントの支払いが発生する点には注意が必要です。

3. FXの手数料はスプレッドのみ

金融機関にもよりますが、FXの実質的なコストはスプレッドと呼ばれる手数料のみです。

スプレッドとはFXの取引において以下のタイミングで発生する手数料です。

1. 取引を開始する時
2. 取引を終了する時

この点を理解するために、まずはFXの取引フローについて確認しましょう。

FXの取引は以下のフローで進みます。

1. 外貨の購入（あるいは売却）
2. ポジションの保有
3. ポジションの手仕舞い（決済）

まず外貨を購入あるいは売却し、ポジションを保有します（購入・売却している状態）。

その後は為替レートの動きを見つつ、利益を確定したいタイミングで反対売買によって決済を行います。

つまり、外貨を購入（売却）し、最後は反対の売却（購入）によって為替レート変動分の損益が発生し、最後に円で利益を受け取りないし損失を支払うしくみがFXなのです。

スプレッドは最初の外貨購入（あるいは売却）と取引終了時の反対売買の両タイミングで発生します。

3.1 スプレッドはどれくらいかかるのか

実際にスプレッドはどれくらいかかるのでしょうか？

ここでは業界最狭水準のスプレッドを掲げる「みんなのFX」のスプレッドを確認してみましょう。

＜みんなのFXにおける主な通貨ペアのスプレッド＞

取引通貨ペア	スプレッド（1通貨あたり）
米ドル/円	0.2銭（往復0.4銭）
英ポンド/円	0.9銭（往復1.8銭）
豪ドル/円	0.6銭（往復1.2銭）
ユーロ/円	0.4銭（往復0.8銭）
NZドル/円	0.7銭（往復1.4銭）
カナダドル/円	1.5銭（往復3銭）
スイスフラン/円	1.5銭（往復3銭）
トルコリラ/円	1.6銭（往復3.2銭）
ノルウェークローネ/円	1.9銭（往復3.8銭）

※2023年８月25日時点

スプレッドは米ドルやユーロ、ポンドといったメジャー通貨が安く、トルコリラなどのマイナー通貨が高い傾向にあります。

手数料を重視した取引ならメジャー通貨をまず検討してみると良いでしょう。

【関連記事】FXのおすすめ通貨はどれ？メジャー通貨がおすすめである理由を解説

4. FXなら「みんなのFX」がおすすめ

FXをこれから始める方には「みんなのFX」がおすすめです。

「みんなのFX」は「MINKABU（みんかぶ）」の2023年版FX証券年間ランキングで人気1位となったFXサービスであり、業界最狭水準のスプレッドのほか、高スワップも両立していることが特徴となっています。

最低取引単位は初心者にも安心な1000通貨からで、練習用のデモ口座も用意されています。

なお、みんなのFXはトレイダーズ証券が運営しています。同社は東証に上場するトレイダーズホールディングスの子会社なので、安心して取引を始められるでしょう。

参考資料

• 金融庁「外国為替証拠金取引について」
• みんなFX公式サイト

6. まとめ

•  FXの実質的な手数料はスプレッドのみ
•  スプレッドは1往復あたり2回かかる（1往復とは外貨の購入・売却から反対売買で決済するまでのこと）
•  「みんなのFX」の場合、米ドルなら1通貨あたり0.2銭（1往復0.4銭）、ユーロなら0.4銭（1往復0.8銭）

MeChoice編集部