3. 年金の繰下げ受給や資産運用などの検討を
厚生年金を月30万円超受給している人は、厚生年金受給者全体のわずか0.09%しかいないことがわかりました。
月30万円超を受給するには、現役時代の40年間、1284万円以上の年収を得続けなければならない計算になります。
現実には、この金額の年収を継続して得ることは難しいため、年金額を増やすためにはほかの方法を検討すると良いでしょう。
たとえば、年金の繰下げ受給を活用したり、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などで老後資金を準備したりする方法があります。
今後、年金支給額の水準が現在よりも減額される可能性もゼロではないため、早めに老後資金の準備を始めましょう。
参考資料
木内 菜穂子