【認知症×老人ホーム】介護施設入居のきっかけになった事例
筆者が、入居相談で関わったご家族のなかにも、認知症の進行により在宅介護の限界を感じて施設入居を決断される方が多くいました。その事例を紹介していきます。
入居のきっかけ1:排せつの問題
排せつの問題をきっかけに施設入居を決断したご家族の事例です。
・一人でトイレに行けなくなったため、夜中もトイレの付き添いで起きなければならなくなった
・汚した下着や紙パンツ、尿取りパットなどの処理ができなくなり、タンスに隠したり、トイレに流してトイレを詰まらせたりするようになった
・トイレの場所がわからない、あるいはトイレではない場所をトイレと思い込み、部屋の中や廊下で排せつをするようになった
・便を便として認識することが難しくなり、オムツの中に手を入れて便をいじって壁などになすりつける行為があった
このように「毎日排せつの介護に追われて疲れ果てた」「さすがにこれ以上は頑張れない」「介護と仕事の両立が難しくなった」と、在宅介護の限界を感じたため、施設入居を決断された方が多くいました。