2023年8月18日に発表された、株式会社BTM2024年3月期第1四半期決算説明資料の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社BTM 代表取締役社長兼CEO 田口雅教 氏

MISSION(経営理念)

田口雅教氏:株式会社BTM代表取締役社長兼CEOの田口でございます。決算説明動画をご視聴いただきまして、誠にありがとうございます。2024年3月期第1四半期の決算説明を始めさせていただきます。

当社は、「日本の全世代を活性化する」というミッションを掲げ、首都圏と地方の機会格差を是正し、全世代の人たちが生き生きと暮らせる世の中の実現に向けて事業を行っています。

私と会長はともに地方出身で、昔から首都圏と地方の機会格差について課題意識を持っていました。優秀な人材がいても就職の選択肢が狭く、活躍の場がなく、技術・ノウハウを持つ企業があっても活かせる場がありません。

このような課題に対し、人・企業に機会を提供することにより格差を是正し、地方の活性化を促したいと考え、地方人材を積極的に活用した企業のDXを推進しています。

エグゼクティブサマリー

2024年3月期第1四半期の決算概要についてご説明します。第1四半期は、引き続きDXのニーズが非常に旺盛で、売上が順調に拡大しています。

売上高は、前年同期比14.3パーセント増の9億6,100万円で着地しています。営業利益は3,000万円と、前年同期比で減益です。前期の第1四半期が請負案件の後ろ倒しなどで例外的な増益であったため、その数字と比べると減益となりますが、今期予算に対して計画を上回るペースで非常に順調に進捗しています。

通期業績予想に対しても、売上高・営業利益ともにほぼ計画どおりに進捗しています。当社は、下期に向けて売上高・営業利益ともに拡大しますので、期首予想の売上高43億5,200万円、営業利益1億5,100万円から変更ありません。

P/Lサマリー

P/Lサマリーです。売上高は四半期単位で過去最高を更新しており、営業利益は予定どおりに進捗しています。

売上高・営業利益 四半期推移

売上高・営業利益の四半期推移です。売上高は右肩上がりで増加し続けており、営業利益も2022年3月期と比べて非常に安定した数字となっています。

トピックス1

ここからはトピックスについてご説明します。1つ目のトピックスです。地方企業のDX推進に向けて商工中金と協業しています。全国の中小企業とのパイプがある商工中金のネットワークと、当社のDX推進における技術力を掛け合わせ、地方企業のDXを進めていきます。すでに多数の企業から引き合いをいただいています。

トピックス2

2つ目のトピックスです。長野県小諸市で運営している「IT エンジニア養成スクール」が3期目を迎えています。こちらはエンジニア潜在層である未経験者に対し、IT技術を習得していただくリスキリングのサービスです。

今回から「Webシステム開発コース」「ホームページ制作コース」の2種類の講座を設けて運営しています。また、DXに関する実績を評価いただき、昨年に引き続き政策アドバイザーとして任命いただいています。今後も小諸市市内の企業のデジタル化に向けて邁進していきたいと思います。

トピックス3

3つ目のトピックスです。地方6県共同開催の「IT企業の地方進出促進セミナー」の集客業務に協力しました。当社が持つ6,000件以上のパートナーのデータベースを活用し、IT企業へ告知を行い、集客するというスキームです。

成長可能性資料にも記載しているとおり、新規事業のデータベースを活用した事業展開に通じる部分でもあります。今後も当社の強みを活かし、さまざまな連携・協力を図っていきたいと考えています。

トピックス4

4つ目のトピックスです。三井住友銀行と極度額5億円の当座貸越契約を締結しました。上場前は極度額1億円でしたが、現在は5億円の調達が可能となり、金融機関からも評価いただいています。

2024年3月期 業績予想 (変更なし)

2024年3月期の業績予想については、特に変更はなく当初予算で考えています。売上高は前期比22.6パーセント増の43億5,200万円、営業利益は前期比15.0パーセント増の1億5,100万円、経常利益は前期比29.3パーセント増の1億4,800万円、当期純利益は前期比25.6パーセント増の9,700万円を見込んでいます。

中長期的な成長に向けて、人材教育等々への積極的な投資を行う予定ですが、しっかりと増収を継続していきたいと考えています。

第1四半期進捗率

第1四半期を終えた時点での通期業績予想に対する進捗も、ほぼ計画どおりに推移しています。当社は、第4四半期に向けて売上高・営業利益が積み上がっていきますので、問題なく進捗していると認識しています。

重要KPI推移

重要KPIの推移についてです。営業人員数は計画どおりに増員しており、アカウント数も予定どおり順調に増加しています。自社エンジニア数は、前期の第4四半期に前倒しで採用を行っていますので、第1四半期は減少しているように見えますが、通期では問題なく、KPIとしても順調に推移しています。

以上、2024年3月期第1四半期の決算説明となります。お忙しい中ご視聴いただきまして誠にありがとうございました。引き続きBTMをよろしくお願いいたします。

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