東京エレクトロンの業績予想

通期業績予想は据え置いた。

先端ロジック/ファウンドリにて投資遅延が見られるものの、中国での投資は依然として加速していることによるものである。

研究開発費は過去最大の2000億円を予定している。

東京エレクトロンの株主還元策

東京エレクトロンの自己株式の取得状況

同社は、2023年5月11日の取締役会決議に従い、2023年7月に自己株式の取得を行った。
市場での買付けを行い、2023年7月の1ヶ月で154万5900株を取得した。

取締役会で決めた「買付け枠(上限)」および「取得期間」を考慮すると、同社は今後も引き続き自己株式の取得を行うとこととなる。

東京エレクトロンの配当

同社は、2023年4月1日付で普通株式1株を3株に株式分割を行っている。

剰余金配当は、中間配当および期末配当ともに前年度比でマイナスとなる見込みである。当1Q業績および通期業績予想を考慮すると仕方がないと言えよう。

東京エレクトロンの株価

2024年3月期第1四半期連結決算の発表前となる、2023年8月10日の終値は2万450円であった。

年初来高値は2023年6月15日の2万1885円である。

当1Q決算を受けて、株価がどのように変動するか注視したい。

参考資料

石川 貴康