ソニーグループ株式会社(6758)(以下「同社」という)が、2024年3月期第1四半期連結決算(対象期間:2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。
売上高は4月~6月では過去最高を更新した。一方で、営業利益および当社株主に帰属する四半期純利益はともに減収となった。
業績予想の修正を発表しており、営業利益は2023年4月28日の前回予想から据え置いた。
ソニーグループの当第1四半期連結業績
当第1四半期連結会計期間より、IFRS第17号「保険契約」を適用している。IFRS第17号は、IFRS第4号「保険契約」を置き換え、IFRS第17号の範囲に含まれる保険契約の認識、測定、表示及び開示に関する原則を示している。これに伴い、前年同期累計期間及び前期末の数値については、当該会計基準を遡って適用した後の数値を開示していることに留意する必要がある。
売上高は、前年同期比+7339億円(+32.9%)と大幅に増加し、4月~6月の売上高としては過去最高を更新した。金融事業、ゲーム&ネットワークサービス事業、イメージング&センシング・ソリューション事業、音楽事業の4事業が貢献した。
営業利益は、前年同期比▲1118億円(▲30.6%)の大幅減益であった。音楽事業の増益分を、金融事業と映画事業の減益分が大幅に上回った。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比▲16.7%の2175億円となった。