連日暑い日々が続きます。熱中症などで体調を崩さないよう注意しましょう。
体調に気をつけたい夏ですが、体調と同時に気にしたいのが「お金の問題」です。
クーラーの効いた涼しい部屋でゆっくりする時間を、少しお金について考える時間に充ててみてもいいかもしれません。
8月15日は2023年度の年金額2回目の支給日です。
年金支給日を前に、本記事では老後の生活を支える年金の平均支給額を厚生年金と国民年金別に解説します。
シニア世帯の年金受給額を把握して、自分の老後に向けたお金の備えを始めてみてはいかがでしょうか。
1. 厚生年金と国民年金の仕組み
公的年金は「厚生年金」と「国民年金」の2種類に分かれます。
では、厚生年金と国民年金はどのような人が受け取れるのでしょうか。働き方などによって、もらえる年金は以下のとおりとなっています。
- 第1号被保険者(自営業者など) :国民年金
- 第2号被保険者(会社員、公務員など) :国民年金、厚生年金
- 第3号被保険者(専業主婦など) :国民年金
国民年金は、原則全員が受け取れます。
一方で、厚生年金は会社員や公務員などの勤務経験がある人のみが受け取れる年金です。