連日暑い日々が続きます。熱中症などで体調を崩さないよう注意しましょう。

体調に気をつけたい夏ですが、体調と同時に気にしたいのが「お金の問題」です。

クーラーの効いた涼しい部屋でゆっくりする時間を、少しお金について考える時間に充ててみてもいいかもしれません。

8月15日は2023年度の年金額2回目の支給日です。

年金支給日を前に、本記事では老後の生活を支える年金の平均支給額を厚生年金と国民年金別に解説します。

シニア世帯の年金受給額を把握して、自分の老後に向けたお金の備えを始めてみてはいかがでしょうか。

1. 厚生年金と国民年金の仕組み

公的年金は「厚生年金」と「国民年金」の2種類に分かれます。

では、厚生年金と国民年金はどのような人が受け取れるのでしょうか。働き方などによって、もらえる年金は以下のとおりとなっています。

  • 第1号被保険者(自営業者など) :国民年金
  • 第2号被保険者(会社員、公務員など) :国民年金、厚生年金
  • 第3号被保険者(専業主婦など) :国民年金

国民年金は、原則全員が受け取れます。

一方で、厚生年金は会社員や公務員などの勤務経験がある人のみが受け取れる年金です。

2.【シニアの年金一覧表】70~89歳の「厚生年金と国民年金」平均月額はいくらか

実際に、シニア世帯はいくらの年金をもらっているのでしょうか。

厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、70〜89歳がもらう年金平均受給額は以下のとおりです。

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出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

2.1 70~79歳の厚生年金受給者がもらう平均年金月額

  • 70歳:14万1026円
  • 71歳:14万3259円
  • 72歳:14万6259円
  • 73歳:14万5733円
  • 74歳:14万5304円
  • 75歳:14万5127円
  • 76歳:14万7225円
  • 77歳:14万7881円
  • 78歳:14万9623円
  • 79歳:15万1874円

※国民年金部分を含む

2.2 80~89歳の厚生年金受給者がもらう平均年金月額

  • 80歳:15万4133円
  • 81歳:15万6744円
  • 82歳:15万8214円
  • 83歳:15万9904円
  • 84歳:16万349円
  • 85歳:16万1095円
  • 86歳:16万2007円
  • 87歳:16万1989円
  • 88歳:16万952円
  • 89歳:16万1633円

※国民年金部分を含む

2.3 70~79歳の国民年金平均月額

  • 70歳:5万7405円
  • 71歳:5万7276円
  • 72歳:5万7131円
  • 73歳:5万7040円
  • 74歳:5万6846円
  • 75歳:5万6643円
  • 76歳:5万6204円
  • 77歳:5万6169円
  • 78歳:5万5844円
  • 79歳:5万5609円

2.4 80~89歳の国民年金平均月額

  • 80歳:5万5483円
  • 81歳:5万7204円
  • 82歳:5万6981円
  • 83歳:5万6815円
  • 84歳:5万6828円
  • 85歳:5万6404円
  • 86歳:5万6258円
  • 87歳:5万5994円
  • 88歳:5万5560円
  • 89歳:5万5043円

現役時代に会社員や公務員として働いていた厚生年金受給者は、月に14〜16万円ほどの年金をもらっています。

一方で、国民年金の平均受給額は月5万5000円程と少額です。

会社員や公務員としての勤務経験がない自営業者やフリーランスは平均で月に5万5000円程度しか年金をもらえません。

ただし、実際には加入している期間や収入に応じても個人差が多いのが年金です。

3.【夫婦・ひとり世帯別】リタイア後の生活費はいくらか

シニア世帯の平均年金受給額を確認しましたが、実際にシニア世帯の生活費はどれくらいなのでしょうか。

総務省統計局「家計調査報告【家計収支編】2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、65歳以上夫婦のみ世帯の平均生活費は月26万8508円です。

また、65歳以上単身世帯の平均生活費は月15万5495円となっています。

厚生年金受給者がもらう平均額である月14〜16万円を受け取れば、平均的な水準の生活は年金だけで可能でしょう。

一方で、自営業者などが年金だけで生活することは難しいことがわかります。

4. 自身のセカンドライフを考えよう

年金受給額や生活費の平均を確認しましたが、リタイア後の年金受給額や生活費は人によって大きく異なります。

まずは、自分がどのような老後を迎えるかシミュレーションしてみてください。

ねんきん定期便を確認したり、ねんきんネットで将来の年金受給額をシミュレーションするのもいいでしょう。

老後に満足のいく生活が難しそうであれば、今のうちから貯金や投資などで老後資金の用意を始めましょう。

参考資料

苛原 寛