総務省消防庁は2023年5月1日から毎週火曜日に「夏期における熱中症による救急搬送人員の調査」を発表しています。今回は8月8日に発表された7月31日~8月6日の期間における調査結果を前年データと比較しながら紹介します。

【熱中症情報/総務省消防庁】2023年の救急搬送数推移

2023年7月31日~8月6日の熱中症による救急搬送数は1万810人(速報値)でした。前週(7月24日~7月30日)の1万1765人からやや減少しましたが、2週連続で1万人を上回っています【図参照】。

参考に2022年の推移表をみてみると、6月27日~7月3日に1万4629人という異常値があるものの、それを除く最多人数は7422人。1万人超えがいかに危険な水準か分かります。【図参照】。