つる性の観葉植物を吊るして楽しむハンギング。茎や葉が風でユラユラと揺れて、夏のインテリアを涼やかに演出してくれます。
今回はハンギングプランツの魅力や管理のコツを紹介します。
ハンギングに向いているオススメの観葉植物も見ていきましょう。
魅惑のハンギングプランツ〈つるして楽しむ〉4つのメリット
〈メリット 1〉限られたスペースでも楽しめる
大きなサイズの鉢を置く空間がないような部屋でも、観葉植物をハンギングに仕立てればさまざまな場所に吊るして飾れます。掃除をする際に鉢植えを移動する手間を省けて楽ちんです。
〈メリット 2〉空間を立体的に使ってグリーンをレイアウトできる
窓辺に吊るしたり天井からぶら下げたりして、空間を無駄なく利用できるのもうれしいところ。デッドスペースになりがちな部屋の上部が、みずみずしいグリーンで鮮やかに映えるでしょう。
〈メリット 3〉高低差でインテリアに変化を与えてオシャレに!
上からしだれる植物があると、目線が上下に移動して部屋の広がりを感じさせるのに効果的。高低差のあるフォーカルポイントがインテリアに変化を与え、オシャレな雰囲気に仕上がります。
〈メリット 4〉通気性がよくなり蒸れを防ぐなど、生育環境も良くなる
広い空間に枝や葉が伸びると風通しがよくなり、蒸れを起こしにくくなります。株の通気性がよくなることで、病気や害虫の発生も抑えられるでしょう。
ハンギングプランツ栽培の〈3つのコツ〉
〈コツその1〉水切れに気をつける
床に置いている鉢は、水切れを起こして土の色が変るとすぐに気づきますが、ハンギングにしていると目線より上になるので、土の乾き具合がわかりにくくなります。
うっかりして水やりを忘れないように、こまめに土を手で触って確かめ、乾いていたら水を与えましょう。
〈コツその2〉定期的に光を当てる
窓際に吊るしている場合は十分に光が当たっているので大丈夫ですが、天井からぶら下げたり壁に吊るしたりするハンギングプランツは、光量不足で弱ってしまうことも。
耐陰性が強い植物であっても、ときどき柔らかい光で日光浴させてあげましょう。
〈コツその3〉鉢を軽量にする
吊るした鉢が落ちてしまわないように、できるだけ重量を軽くすることがポイント。鉢の素材はプラスチックやエコポットなどがハンギングに適しています。
土もバーミキュライトや軽石などできるだけ軽いものを使いましょう。水をかけるとさらに重みが増すので、フックなどの道具や吊るす場所が重量に耐えられるかどうか確かめることも大切です。