東証プライムに上場する株式会社東芝(6502)(以下「同社」という)は、2023年8月7日、2024年3月期第1四半期連結決算(対象期間:2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。
持分法適用会社のキオクシアホールディングス(同社の持分比率:約40%、以下「キオクシアHD」という)が、前年同期の黒字から、一転して当1Qは赤字となったことが大きく影響した。
当社株主に帰属する四半期純利益も同様に赤字に転落した。
東芝の当第1四半期連結業績
固定費などの削減が功を奏して、営業利益は114億3700万円と黒字転換した。
しかしながら、前述のとおり、営業外損益は前年同期から一転して295億6600万円の赤字となった。キオクシアHDに対する持分法による投資損失が、前年同期の122億円から当1Qは▲411億円と、前年同期比▲533億円となったことが要因である。
なお、キオクシアHDは同社の持分法適用会社であり、同社はキオクシアHDのキャスティングボードを握る立場になく経営に関与していない。