AMDのセグメント分析

AMDのData Center

売上は13億ドルであった。

第3世代EPYCの売上が減少したことにより、前年同期比▲11%となった。

一方、第4世代EPYCの売上が2倍近くとなり、売上は前四半期比+2%であった。ただし、売上増加分も、アダプティブSoC(AIワークロードにより複雑化する、チップの製造・開発をサポートするもの)といったデータセンター製品の売上減少により一部相殺された。

AMDのClient

売上は、前年同期比▲54%の9億9800万ドルとなった。PC市場の低迷・PCサプライチェーン全体での大幅な在庫調整によって、プロセッサ出荷量の減少が続いている。

市況の悪い中でも、Ryzen 7000 シリーズ CPUは売上が大幅に伸び、2Q売上高は前四半期比+35%となった。

AMDのGaming

売上は16億ドルで、前年同期比▲4%となった。ゲームグラフィックス(GPU、グラフィックボード)の売上減少が大きく影響した。

2Q売上は前四半期比でも▲10%となったが、これは主にゲームグラフィックス(GPU、グラフィックボード)の売上減少によるものである。

3Qにはエンスージアストクラス(愛好家向け)GPUの新製品発売を予定している。

AMDのEmbedded

売上は、主に産業、ビジョンおよびヘルスケア、自動車、テストおよびエミュレーション市場の好調により、前年同期比+16%の15億ドルとなった。

通信市場の低迷により、2Q売上は前四半期比からは▲7%であった。