夏は家族や友人と旅行に出掛けることが多くなります。

そんなときに庭の植物が水切れしていないか気になると、思いっきり旅行を楽しむこともできません。

今回は安心して旅行に行けるように、留守の日数に合わせた給水方法を紹介します。乾燥に強い品種も見ていきましょう。

2~3日の旅行に行くときの〈水やり対策〉

〈対策その1〉出掛ける前にしっかり水やりする

Jaral Lertjamekorn/shutterstock.com

1~2泊程度の短い旅行に出掛けるときは、家を出る直前に十分水を与えておきましょう。鉢植えで水切れに弱いタイプの品種は玄関に取り込んで、強い日差しが当たらないようにするのがオススメ。

庭植えは2~3日程度であれば枯れる心配はありません。

〈対策その2〉鉢底から給水させる

鉢植えが水切れしないか心配な場合は、水を入れた鉢皿や洗面器などに鉢を浸けて腰水にする方法も。腰水にすると蒸れで根が腐りやすくなるので、日当たりを避けて日陰の涼しい場所に置きましょう。

4~7日の旅行に行くときの〈水やり対策〉

〈対策その1〉ペットボトルで給水する

ULD altmedia/shutterstock.com

手軽に作れて便利なのがペットボトルを利用した給水器。ボトルの口に専用の給水キャップを取り付けて土に挿しておくと、少しずつ水が染み出て土に湿り気を与えます。

給水キャップは100均ショップでも購入可能。鉢の大きさに合わせてペットボトルの容量も変えるとよいでしょう。

〈対策その2〉毛細管現象を利用する

バケツなどに細い布やひもを入れると、水が生地に染み込んで吸い上げられます。この「毛細管現象」を利用して、バケツから土へと水を移動させて給水します。

専用の給水ひもは園芸店やネットショップなどで販売。濡らしたひもの片方をバケツに浸け、もう片方を土に埋め込みましょう。