【京王線の最新データを分析】もっとも混雑する区間は「下高井戸→明大前区間」

続いて、京王線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、京王線のもっとも混雑する区間は「下高井戸→明大前区間」。時間帯は「7:40~8:40」。輸送力が3万6120人に対して、4万6647人が乗車しており、混雑率は129%でした。これは東京圏の平均混雑率をやや上回っています。

【京王線の最新データを分析】1日の駅別乗降客数はいずれも前年を上回る

京王グループのホームページに掲載されている情報をもとに駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い新宿駅では54万8622人から61万3639人に増え、前年比12ポイント増となっています(全駅の乗降人数は【表2】を参照)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

参考資料

大蔵 大輔