教育資金は早くから準備する
お子さんがひとりの方と複数人の場合とでは、準備できる教育資金の金額は違ってきます。
親の収入にもよりますが、お子さんがひとりの場合では比較的、教育資金は準備しやすいといえます。
高校卒業後、進学されるケースで考えてみましょう。
一般的に貯蓄がしやすい時期は、お子さんが小学校に入学してから高校2年生くらいまでです。
高校3年生になると受験準備のための塾や予備校などの授業料も必要ですし、各種受験料、入学が決まってからの入学金の納付などありますので、貯めることができる時期にしっかりと貯めましょう。
特に小学生の間は学費などの出費が少ないので、積極的に貯められる時期といえます。
児童手当を受給できる方は、将来のために積立しましょう。毎月の5000円や1万円が将来に役立ちます。
ただし児童手当だけでは足りないことが多いので、収入の中から教育資金を積み立てることが必要です。
教育資金はいつまでにどれくらい貯める?どんな貯め方が良い?
教育資金は「高校3年生の段階でどれだけ貯めているか」が大事ですが、高校3年生までにどのくらいの期間があるかも大事です。
教育資金の主な準備方法は、預金、保険、運用です。
●預金
預金の場合、大きく増やすことはできませんが、いつでも引き出せるというメリットがあります。
預金ですべて準備するのであれば、少しでも金利が高い金融機関やネット銀行などを利用しましょう。
●保険
学資保険などの保険は「毎月積み立てることで必要な時期に教育資金を準備できる」というメリットがあります。
保険商品によっては、契約者が亡くなったときに、以後の保険料を払い込む事なく学資金が準備できます。
ただし、満期前に中途解約した場合は元本割れの可能性があります。
●資産運用
つみたてNISA(2024年からは積立投資枠、以下つみたてNISA)など、毎月積み立てながら運用することができます。
元本割れのリスクもありますが、長期にわたって積立しながら運用するのであれば、リスクも抑えられます。