運用を始める時期はいつがいいか

保険や運用などを利用する場合、生まれてすぐ始める方が効果は高くなります。

契約者がすでに大きな保険に加入しているのであれば、運用だけでもよいのではないでしょうか。

17〜18年積み立てるのであれば、運用期間を長くとれるのでリスクを抑えることができます。

頻繁に銘柄を入れ替える必要もありませんし、目標額まで運用額が到達した場合は、預金に移し替えてもよいでしょう。

つみたてNISAであれば運用益が出た場合も非課税なので、メリットが大きいです。

小学生の低学年までは、保険や運用も選択肢に入れていいかと思います。

しかし学年が上がると、高校卒業までの運用期間が少しずつ短くなっていくので、心配な方は預金で貯めていくとよいでしょう。

小学校高学年、中学、高校から始める場合、学資保険はお子さんの年齢上、加入できない場合があります。

また、運用についても高校卒業までの期間が短いためお勧めしません。

利益が出ることもありますが、運用期間が短くなるため、別に資金を用意していない限りは運用ではなく、預金など元本が確実に戻ってくるものの方が安心できると思います。

教育資金を確保するために

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以前は、お子さんが生まれたら「学資保険」という時代もありました。

学資保険は大きく増えるものではありませんが、しっかりと貯めるメリットがあります。

自分では貯めることができない方、運用は不安という方は利用しやすいでしょう。

一方、運用期間が10年〜15年以上ある方は、つみたて運用を検討しても良いでしょう。

長期で積立ながら分散投資ができるため、比較的安心して始めることができます。

つみたてNISAには利益が非課税になるというメリットもあるので、運用期間が長くとれる方は始めても良いのではないでしょうか。

お子さんが中学生、高校生になると出費も増えてきますし、その時期から運用をするのは期間が短すぎます。

安心できる預金などで着実に積み立てていきましょう。

参考資料

香月 和政