2023年7月18日にTwitterでトレンド入りした「謎うなぎ」。何のことかと思いきや、日清食品株式会社が同日に発売した数量限定商品のことでした。どのような「うなぎ」なのか、Twitter上の声と合わせて解説していきます。

【日清食品の謎うなぎ】発売から数分で品切れに

謎うなぎは日清食品が7月10日に発表した、動物由来原料を一切使用していない「うなぎの蒲焼」のこと。正式名称は「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」。7月18日12時にオンラインストアで数量限定発売を開始したことからトレンド入りしたようです。

1000セット限定(1セット税込1620円)ということもあり、発売とともにアクセスが殺到。数分のうちに売り切れたことも話題になっています。

【日清食品の謎うなぎ】見た目はまさにうなぎの蒲焼!材料は?

謎うなぎは日清食品グループの最新フードテクノロジーを駆使した植物由来の原料を用いた食品で、カップヌードルの「謎肉」などで培った技術が生かされているそうです。具体的には白身層・中間層・皮層の3層の生地を合わせることで、うなぎの蒲焼本来の食感を実現しています。

原料は白身層に粒状大豆たんぱく、中間層に植物油脂、皮層に大豆たんぱくを採用。竹炭粉末によって特有の黒さも再現しているのも芸が細かい!生地は専用の金型に詰めて蒸し、たれを塗ったあとに炙って焼き目をつけることで、見た目のリアルさも追求しています。

【日清食品の謎うなぎ】実は真面目な開発背景

なぜこのようなユニークな商品が開発されたのか。そこには日清食品の「日本の食文化を守りたい!」という思いがありました。

うなぎの食文化を取り巻く環境はけして良いとは言えません。ニホンウナギは絶滅危惧種1B類(近い将来に絶滅の危険性が高い)に指定されており、現在は養殖に活路を見出している状況です。

しかし、養殖は天然の稚魚に依存しており、その漁獲量も年々減少。さらに完全養殖はコストが高く実用化には至っていません。これらの問題を解決する手段が、うなぎではないうなぎの開発だったというわけです。

Twitterには「なんぞこれ!?」という驚きの声だけでなく、「ちゃんとした目的があるんだな~」「ふざけてるわけじゃないのね」などのコメントも。また「代替食の時代って日本の食品メーカーがめちゃくちゃ強くなるのでは?」という期待も寄せられていました。

運良く購入できた方には7月28日着の指定で発送されるとのこと。今年の土用の丑の日(7月30日)にちゃんと間に合います。残念ながら購入できなかったという方が多数派なので、今後の再販に期待したいところですね。

参考資料