【日清食品の謎うなぎ】見た目はまさにうなぎの蒲焼!材料は?
謎うなぎは日清食品グループの最新フードテクノロジーを駆使した植物由来の原料を用いた食品で、カップヌードルの「謎肉」などで培った技術が生かされているそうです。具体的には白身層・中間層・皮層の3層の生地を合わせることで、うなぎの蒲焼本来の食感を実現しています。
原料は白身層に粒状大豆たんぱく、中間層に植物油脂、皮層に大豆たんぱくを採用。竹炭粉末によって特有の黒さも再現しているのも芸が細かい!生地は専用の金型に詰めて蒸し、たれを塗ったあとに炙って焼き目をつけることで、見た目のリアルさも追求しています。
【日清食品の謎うなぎ】実は真面目な開発背景
なぜこのようなユニークな商品が開発されたのか。そこには日清食品の「日本の食文化を守りたい!」という思いがありました。
うなぎの食文化を取り巻く環境はけして良いとは言えません。ニホンウナギは絶滅危惧種1B類(近い将来に絶滅の危険性が高い)に指定されており、現在は養殖に活路を見出している状況です。
しかし、養殖は天然の稚魚に依存しており、その漁獲量も年々減少。さらに完全養殖はコストが高く実用化には至っていません。これらの問題を解決する手段が、うなぎではないうなぎの開発だったというわけです。
Twitterには「なんぞこれ!?」という驚きの声だけでなく、「ちゃんとした目的があるんだな~」「ふざけてるわけじゃないのね」などのコメントも。また「代替食の時代って日本の食品メーカーがめちゃくちゃ強くなるのでは?」という期待も寄せられていました。
運良く購入できた方には7月28日着の指定で発送されるとのこと。今年の土用の丑の日(7月30日)にちゃんと間に合います。残念ながら購入できなかったという方が多数派なので、今後の再販に期待したいところですね。
参考資料
大蔵 大輔