2.60歳代の厚生年金と国民年金の受給額

厚生労働省が2022年12月に発表した「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、厚生年金と国民年金の受給額を確認していきましょう。

2.1厚生年金

2021年度の厚生年金の受給額は、14万5665円でした。

2020年度と比較すると減少しています。

出所:厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

では、国民年金の受給額はいくらだったのでしょうか。同資料から見ていきましょう。

2.2国民年金

国民年金の受給額は、5万6368円でした。

出所:厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

厚生年金の受給額は、国民年金の受給額と比較して、約2.5倍の受給額となっています。

それぞれの受給額をみると、老後の生活を年金だけで賄うのは難しいといえるでしょう。

特に、国民年金の受給しかない場合は、老後のために取り崩せる資産を別で用意する必要があります。

では、60歳代は生活費にいくらかかるのか確認していきましょう。