今年度で解体される秋田県能代市の「旧切石小学校」の写真が、ツイッター上で大きな話題となっています。

投稿したのは、ツイッターユーザーの@ryoarkwさん。

当ツイートは、2023年7月7日時点で3.7万件を超えるいいねを集めており、「これだけのものを解体するのは本当に忍びない」「なんとかなりませんかね…」「維持管理の手間と費用を考えると、気軽に壊すなとは言えない」など、解体を惜しむ声が多数寄せられています。

※ツイート写真は【写真4枚】をご参照ください

※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております

今年度中の解体が決まった秋田県能代市・旧切石小学校

小学校の解体を惜しむコメントとともに投稿されたのは、木造の校舎を収めた4枚の写真でした。

写っているのは、1879年開校の歴史ある小学校、秋田県能代市切石小学校の校舎。2008年に閉校しているため、「旧切石小学校」ということになります。

1952年に建てられたという旧切石小学校の校舎は、歴史と趣を感じられる木造建築。ところどころ色褪せている木材からは、積み重ねた時の重さと美しさが感じられます。

校舎の解体は、かつてここで過ごした人の息吹や想いごと取り壊してしまうような気がして、虚しい気持ちになってしまいますね。

秋田県能代市「旧切石小学校」維持費用の捻出が難しく、解体の方向に

切石小学校は友人の母校であり、存在自体は何十年も前から知っているという、投稿者の@ryoarkwさん。解体の計画が立ち上がったここ数年は、何度か見学に訪れていたといいます。

つい先日の2023年6月25日にも旧切石小学校では校舎の見学が行われ、地域の方や卒業生およそ200人が、当時の思い出などを振り返りながら校舎を見て回りました。

多くの人の思い出が詰まった校舎ではありますが、@ryoarkwさんによると、「主に高齢化による地域の利用者の減少、管理する能代市が維持費用捻出が難しい、というような理由」から、解体の方向で話が進んだそうです。