我が家もそろそろマイホームを建てたい(購入したい)と計画している方も多いのではないでしょうか。

しかしマイホームを建てて思い描いていた理想の暮らしを実現している方がいる一方で、建ててから後悔している方も少なくありません。

2018年(平成30年)に国土交通省住宅局が実施した住生活総合調査結果によると、住宅に関する評価では不満率が1983年(昭和58年)以降総じて減少しています。

しかし満足している方とまあ満足している方が合計で76.3%を占めている反面、不満率は23.1%にも達しているので決して少なくありません。

このことから数千万円をかけて夢のマイホームを手に入れても、およそ4人に1人は満足していないということがわかります。

株式会社AZWAYが2023年6月13日に公表した「マイホームの満足度」調査でも、「マイホームの満足度」の1位が「70%(163人)」、2位が「90%(121人)」、3位が「50%(44人)」という結果になりました。

そこで本記事では実際に新築のマイホームを購入した方の体験談をもとに、後悔しないための方法や後悔している点の対策を考えてみたいと思います。

この体験談の事例は次のようなものです。

  • 【購入者の年齢】40代・東京都在住
  • 【購入した時期】7年前
  • 【購入価格】6500万円(土地代込)
  • 【間取り】3LDK

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注文住宅の後悔ポイント1:ロフトをハウスメーカーが提案するままに作ってしまった

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「ロフトがある部屋に魅力を感じ、ハウスメーカーの提案をそのまま受け入れてしまいましたが、昇り降りが大変なので住んでから一度もロフトで寝たことはなく、今は物置になっています。」

また掃除のたびに掃除機を持ってはしごを昇り降りするのはさらに大変です。

そしてロフトがあると空間が広くなるので、部屋の空調が効きにくくなるデメリットもあります。

ロフトは空間を有効活用することができて開放感が得られるのが最大のメリットですが、デメリットも多いので事前に使い方を良く考えて設置するかどうかを決めることが大切です。