夏の日差しを優しく和らげてくれるグリーンカーテン。

「今年こそチャレンジしたい!」と思いながらも、グリーンカーテン向きの野菜や花の多くは4~5月が植え付け適期。気付いたときには時期を過ぎてしまっていた…という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、今からでも間に合うグリーンカーテンに適した植物をご紹介。基本の育て方やふさふさカーテンにするポイントも解説しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

今からでも間に合う!初夏に植え付けできる〈グリーンカーテン向きの植物3選〉

〈グリーンカーテンにオススメ 1〉ツルムラサキ

YuRi Photolife/shutterstock.com

【苗の植え付け時期:5~7月 / 収穫期:7~10月】

ツルムラサキは、名前の通り茎やつるが紫色をしている野菜。独特の風味とモロヘイヤのようなネバネバした食感があり、お浸しや炒め物、サラダなどで楽しむことができます。

育てやすい野菜なので家庭菜園初心者にもオススメですよ。※参考価格:200~500円(3号ポット苗)

【ツルムラサキの育て方】

  1. 深型プランターに野菜用培養土を入れて苗を植えつける(60センチ型なら3~4株が目安)
  2. 水やりは1日2回、朝と夕方にたっぷり与える
  3. 草丈が25~30センチほどになったら、本葉5~6枚を残し先端から15センチほど下を摘芯
  4. 摘心後、子づるが伸びてきたら手で誘引しながらネットに絡ませていく
  5. 小づるも適度に摘心し、孫づるを増やしながら育てる

【ふさふさカーテンにするポイント】

ツルムラサキは「摘心しながら育てる」ことが重要なポイント。親づるから小づる、さらには孫づるを増やすことで葉が茂り、ふさふさカーテンになりやすくなります。

肥料は生育期に月2回、収穫期に月1回、化成肥料を与えましょう。摘心した茎葉はもちろん、つるの脇芽から伸びる若い茎葉もその都度収穫し、おいしくいただいてくださいね。

〈グリーンカーテンにオススメ 2〉マンデビラ

Wut_Moppie/shutterstock.com

【苗の植え付け時期:4~7月上旬】

夏の太陽が大好きな花、マンデビラ。春から秋にかけて赤や白、ピンクや黄色の元気な花を咲かせます。複数の品種がありますが、グリーンカーテンで楽しむなら花・葉ともに大きい「サンパラソル・ジャイアント」がオススメ。花が終わったあとは根元から30センチほどを残して強剪定し、室温10度以上の屋内で管理すると翌年も開花が期待できますよ。※参考価格:500~800円(3号ポット苗)

【マンデビラの育て方】

1.    プランターに花苗用培養土を入れて苗を植えつける(60センチ型なら4株が目安)
2.    植え付け後はたっぷりと水を与え、以後の水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと与える
3.    植え付け後、新芽が出てきたら摘心する
4.    摘心したところから小づるが伸びてきたら、手でネットに誘引しながら管理する

Olena Lialina/istockphoto.com

【ふさふさカーテンにするポイント】

マンデビラは太陽光が大好きな植物。花付きを良くするためにも、日当たりと風通しが良い場所で育てましょう。新芽が出た頃に摘心すると小づるが増えて葉数も多くなりますよ。

また春~秋の開花期は栄養不足になりがち。月に2~3回程度、水やりの際に液体肥料を与えましょう。