2024年から始まる新NISAが気になっているという方もいるでしょう。株式や投資信託などの資産運用は、「若い内から始めることが大切」といわれています。
とはいえ、子供の教育資金やマイホームの取得など大きな出費が重なれば、なかなか資産運用に取り組む余裕がない人もいるでしょう。
老後資金のための資産運用は、40代から始めても決して遅くはありません。
ここでは、2024年から始まる新NISAを活用して、45歳から65歳までの20年間で老後資金を作るシミュレーションを紹介します。
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新NISAの概要
2014年からスタートするNISA制度は、2024年1月から大きく改正されることが決まっています。
NISA制度は老後資金の準備に活用できる制度ですので、まずは主な改正点を【表1】で確認しておきましょう。
※整理・監理銘柄、信託期間20年未満・毎月分配型の投資信託及びデリバティブ取引を用いた一定の投資信託は除外
現行NISAの「つみたてNISA」と「一般NISA」は、それぞれ「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に名称変更され、併用が可能となります。
非課税期間も無期限化されるため、現行NISAのように非課税期間の期限を気にする必要がありません。
また、新しいNISAでは新たに「生涯投資枠」という考え方が取り入れられています。
生涯投資枠とは非課税で投資できる1人あたりの限度額で、1800万円の枠が設けられる予定です。
老後資金が2000万円と考えると、新しいNISAはちょうど使い勝手がよいといえます。