新NISA「45歳から65歳」の積立で老後資金は作れるのか。年率3％・5％でシミュレーション 老後資金の準備は45歳からでも遅くない

【新NISAに向けて】年利3％での運用シミュレーション

新しいNISAの概要を踏まえたうえで、老後資金の準備のシミュレーションをしてみましょう。

ここでは、45歳から65歳までの20年間で老後資金を準備するとします。

仮に年利3％で20年間運用した場合、毎月の積立額1万円・3万円・5万円・7万円で得られる運用成果はそれぞれ【図表2】の通りです。

このケースでは、月6万円以上の積立ができれば、老後資金の2000万円をしっかりと準備できる結果となりました。

しかし40代の中には、両親の介護費用を負担していたり、子供の教育資金がかかったりなど、家計に余裕がない人もいるかもしれません。

もし「月6万円もの捻出が難しい」という場合は、収支に無理のない金額で始めてみるとよいでしょう。

このケースでは、月3万円の積立でも1000万円近い運用成果が出ていますので、まずは家計を見直して「どれくらいの金額を運用に回せるか」ということを検討してみるといいですね。