共働きで世帯年収1000万円の手取り

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共働きで世帯年収が1000万円の場合、手取りがいくらになるのかも確認していきましょう。

今回は「夫婦がそれぞれ年収500万円ずつの場合」で計算します。

1人あたりの所得税と住民税は以下の通りです。

  • 年収-給与所得控除-所得控除=課税所得
  • 500万円-144万円-122万円=234万円(所得税)
  • 500万円-144万円-127万円=239万円(住民税)

課税所得に応じた税率と控除額を差し引いて、所得税と住民税を計算します。

  • 234万円×10%-9万7500円=13万6500円(所得税)
  • 234万円×10%=23万4000円(住民税)
  • 5000円(住民税の均等割)

年収500万円の手取りは388万4500円で、年収の約78%となりました。

片働きで年収1000万円と比べると、手取りの割合が高くなっています。

以上より、共働きの世帯年収1000万円は、片働きの年収1000万円に比べて、手取りの割合が高い結果となりました。

年収1000万円でも世帯状況や就労状況で手取りは異なる

年収1000万円の手取り額を、世帯状況にもとづいて解説しました。

年収1000万円でも、地域や世帯の状況によっては、自由に使えるお金も制限されていると考えられます。

ふるさと納税や医療費控除、iDeCoといった控除を受けられる方法や対策を活用しながら、可処分所得を増やしていきましょう。

参考資料

川辺 拓也