4.「不労所得」10万円を目指す方法
不労所得を得るための代表的な方法は、「株・債券・投資信託・不動産投資」です。
4.1 【不労所得】株式:定期的な配当を得る
1つ目は、株式を購入して配当を得る方法です。
配当がある企業とない企業があるのでご注意ください。また配当がある企業でも、年1回や年2回といった違いがあります。中間配当・期末配当というように、年2回の配当がある銘柄を複数組み合わせることで、毎月コンスタントに配当を得られる可能性があります。
ただし、株価は日々変動するため、元本が上下することを十分に理解した上で検討しましょう。
4.2【不労所得】債券:利子を得る
こちらも株式と同様に複数の債券を組み合わせ「毎月」の利子を獲得できると理想的です。
債券は国債・社債・外国債券などさまざまな種類があり、発行時期や発行体の信用度に応じて表面利率が大きく異なります。
信用度が低い、つまりリスクが高いほど得られる利子が高くなるため、「表面利率の高さ」だけで投資しないよう、十分に検討しましょう。
4.3 【不労所得】投資信託:分配金を得る
投資信託には、定期的に利益を分配するタイプの銘柄があります。
「毎月分配型」ファンド、または「年2回決算型」などのファンドを複数保有することで「毎月」分配金を得られる可能性があります。
ただし、元本変動リスクのある運用商品ですので、パフォーマンスが悪ければ、分配金減額、あるいは分配金ゼロという可能性があることも十分に理解しておきましょう。
4.4【不労所得】不動産投資:賃料を得る
不労所得の王道ともいわれる「不動産投資」ですが、株式・債券・投資信託と比べてハードルが高い方法となります。
仕組みとしては、購入したマンションやアパートなどを賃貸して、毎月、賃料を得るというものですが、不動産を購入するステップで多額の資金を必要とします。
不動産投資を目的にローンを組む方もいますが、「負債」を抱えることになるため十分に検討しましょう。また、不動産は、リフォームや管理費など維持するのにコストもかかります。
大きな利益を期待できる一方で、負債やコストなどの懸念もあるため、プロに相談しながら検討していくことをおすすめします。
5. まとめにかえて
本記事では「不労所得」について見ていきました。
60歳代以降、老後生活を送るにあたって「不労所得」は心強い存在となるでしょう。
ただ、不労所得を得るためにはいくつもの方法があり、メリット・デメリットも違います。
自身で情報収集することはもちろん、プロに相談しながら、自分にはどんな方法があっているのかを考えていきましょう。
参考資料
大庭 新太朗